MEMBER’S 04椿原漆器販売

椿原漆器

Interview

完成度と質にこだわった業務用お椀・盛器・お盆

100年以上積み重ねたノウハウをもとに新たな業務用漆器を提案

創業以来100年以上、越前漆器の産地でノウハウを積み重ねてきました。その経験をもとに、お椀や盛器(もりき)、お盆などの業務用漆器をメインに販売しています。また、越前漆器は分業制のため、木地・塗装・加飾、それぞれ選択が可能。お客様の要望に合わせて最適な製造方法の漆器をご提案しています。
伝統的な漆器だけでなく、合成樹脂やウレタン塗装などの現代的な業務用漆器の知識も蓄えてきました。100年以上の歴史があるからこそ、越前漆器の可能性を広げる新しいアイデアを出すことができます。
以前、四季折々のシーンに合わせて楽しむお盆を依頼されました。依頼者と相談して越前和紙を使用することに決定。お盆にガラスを重ね、その間に越前和紙を入れることで和紙の模様を楽しめるものが完成しました。平らな和紙や布などはもちろん、葉っぱを入れるなどアレンジが利き一年中楽しめる商品となりました。お盆本体もこだわりの木製で、風合いがとても素敵です。これは越前漆器だけでなく、越前和紙の知識もあるからこそできた提案でした。
これからも産地の多様性を踏まえた提案をしていきたいと考えています。

質の高い製品を丁寧に作り上げる、産地のプロデューサー

椿原漆器のこだわりは、質の高い製品を作ること。量ではなく、質を重視した商品づくりを行っています。決して雑に仕上げることはせず、商品の細部まで丁寧に設計。また、丈夫であることにもこだわっています。完成度の高さを重視するからこそ、厳選した腕の確かな木地師・塗師・蒔絵師に商品づくりを依頼しているそうです。
椿原漆器は、柔軟な対応でお客様から評価されています。数個単位での注文であっても、細かくヒアリングして対応。漆器を知りつくした椿原さんに依頼できるのも安心感があり、選ばれている理由です。
今後は、例えば家のドアノブに漆を塗って温かみのある質感を表現するなど、食器以外の分野で漆の可能性を活かした商品開発に取り組んでいきたいそうです。

Product Spotlight

四季折々を楽しめるお盆

四季折々を楽しめるお盆

お客様からの要望で製作された木製のお盆。和紙や布などをはさみ込み、自由に模様をカスタマイズできる設計です。季節に合わせて食器を取り替えるだけでなく、お盆にも季節感を持たせることができるので、こだわりのある飲食店におすすめです。

Company Information

  • 有限会社 椿原漆器
  • 有限会社 椿原漆器ツバキハラシッキ

    担当

    椿原久弘

    所在地

    福井県鯖江市戸口町17-5

    電話番号

    0778-65-2601

    連絡先

    t-hana@poem.ocn.ne.jp