MEMBER’S 03吉田屋漆器販売・加飾

吉田屋漆器

Interview

禅の文化に精通した、伝統的な漆器を販売

曹洞宗大本山永平寺御用達の漆器たち

吉田屋漆器では、曹洞宗の大本山である永平寺で使われる漆器のほとんどを取り扱っています。修行僧が入山するときに必ず購入する応量器(おうりょうき)をはじめ、永平寺のおもてなしで使用する応供膳(おうぐぜん)や八重椀(はちじゅうわん)など、さまざまな漆器を提供しています。お寺に関する漆器の種類の豊富さでは、吉田屋漆器が一番ではないでしょうか。
永平寺は格式が高いので、丈夫で長く使えるだけでなく見た目も美しい質の高い漆器をつくっています。伝統あるデザインを再現し、塗りは高度な技術を必要とする真塗りです。これらの漆器は、曹洞宗大本山永平寺で使用されていることから全国各地のお寺でも使っていただいています。
ドイツやスイスなどのヨーロッパやアメリカから直接注文を頂くこともあります。禅の文化に興味を持つ人たちが、今、漆器に注目しています。木製品で本漆塗り、修行僧も使用している本格的な漆器は、禅文化の入口に最適です。
日本の伝統文化にも大きく関わっている越前漆器をこれからも残していくために、本格的な越前漆器を作り続けていきたいと考えています。

日本の伝統文化を伝承していくための仕事

漆は、日本で古くから使われてきました。木をくり抜いてつくった原始的な器を、木の樹液である漆で補強することから始まったのです。それから1500年以上に渡り、人々の知恵を積み重ねて、漆を使うものづくりの工夫がされてきました。
そのような歴史と伝統のある漆器をつくり続けるには、生産する技術を残していく必要があります。吉田屋漆器では、由緒ある漆器が消えてしまわないよう本格的な漆器を生産し続けることにこだわっています。
現店主の吉田さんは、漆器の塗り職人をしていたお父さんを見てきました。ご自身も上塗りを経験されていて、本漆塗りの大変さと価値を知ったそうです。職人の手仕事でつくられた漆器の素晴らしさを、いろいろな人に知ってもらいたい。漆器を手に取り、漆の良さや職人の苦労を直に感じてもらいたい。そのためには、工程を省かずに本格的な漆器をつくることが重要だと考えているそうです。
吉田屋漆器は、本格的な越前漆器をつくり漆器の良さを伝えることを誇りとしています。これからも越前漆器の職人の技術や伝統がなくならないように、作り続けていくことでしょう。

Product Spotlight

黒 応量器一式

黒 応量器一式

曹洞宗大本山永平寺で修行僧たちが実際に使用している応量器です。日本の漆器らしい高台がついているため、重ねて収納が可能。場所をとりません。禅僧が使う道具なので、禅の文化に触れたい人にも最適です。どんな料理にも合いやすい黒色の器で日常使いにぴったり。木製の本漆塗りの本格的な漆器は堅牢で、長く使い続けられます。

Company Information

  • 株式会社 吉田屋漆器
  • 株式会社 吉田屋漆器ヨシダヤシッキ

    代表

    吉田俊之

    所在地

    福井県鯖江市中野町19-24-1

    電話番号

    0778-51-8661

    連絡先

    yoshidayashikki@gmail.com

    HP

    https://yoshidaya-shikki.co.jp/